住宅を借りる時や買う時、不動産会社から提示された「火災保険」にそのまま加入していませんか。実は、火災保険は指定されたものに入る義務はなく、自分で自由に選ぶことができる「隠れた節約ポイント」です。今回は、補償の質を落とさずに、不要なコストだけを削ぎ落として固定費を浮かせる仕組みについてお話しします。
不動産会社「指定」の保険は割高なことが多い

多くの場合、契約時に提示される保険には、自分には必要のない手厚すぎる特約が含まれています。例えば、水害の心配が全くない高層階のマンションなのに「水災補償」がついていたり、すでに十分な預金があるのに小さな家財まで過剰に守っていたり。
「言われるがまま」を卒業して、自分の住まいのリスクに合わせたプランを自分で選ぶ。この主体的な選択だけで、保険料が半額近くになることも珍しくありません。
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「家財保険」と「個人賠償責任」のバランス
火災保険は建物だけでなく、中の家具や家電を守る「家財保険」の金額設定も重要です。ここを「もしもの時に全部買い直す金額」ではなく「生活を再建するために最低限必要な金額」に設定し直すだけで、毎月の支払いはぐんと軽くなります。
また、他人に怪我をさせた時などに役立つ「個人賠償責任特約」も、自動車保険やクレジットカードの付帯サービスと重複していないかチェックしましょう。重複を削ることも、賢い守りの仕組み化です。
保険全般をシンプルに整理して、安心と安さを両立させたい方はこちらの記事も参考にしてください
保険の見直しと「守り」の最適化。過剰な安心コストを削り、自分だけの仕組みを作る
見直しのタイミングは「今」からでも遅くない

「更新時期まで待たないと損をする」と思われがちですが、実は火災保険は途中で解約しても、残りの期間分の保険料が戻ってくる(解約返戻金)仕組みがあります。
つまり、より安い保険を見つけたら、今すぐにでも切り替えた方がトータルの出費を抑えられるのです。この「思い立った時に動ける柔軟さ」を持つことが、らく得な家計管理には欠かせません。
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まとめ:住まいの安心を「適正価格」で買う
火災保険の見直しは、一度やってしまえば数年単位で効果が続く、非常にコスパの良い仕組み化です。
「難しそう」と後回しにするのではなく、まずは手元の保険証券を広げてみてください。自分にとって本当に必要な補償だけを残す。そのシンプルな作業が、あなたの住まいに新しいゆとりをもたらしてくれますよ。

