モノの値段が上がり続ける時代、銀行に預けているだけのお金は、実質的に価値が目減りしていることになります。このインフレという波を乗りこなすために欠かせないのが、新NISAという仕組みを使いこなすことです。「投資は難しそう」と感じるかもしれませんが、大切なのは一度設定してしまえば自動で続く「積立の再構築」です。今回は、10年後の自分へ確実に資産を繋ぐための、守りと攻めの仕組みについてお話しします。
積立設定を「今の家計」に合わせて再定義する

新NISAを始めたものの、最初に設定した金額のまま放置していませんか。家計の仕組み化が進み、固定費が削減された今こそ、浮いた資金をどれだけ投資に回せるか再計算する絶好のタイミングです。
月々の積立額を無理のない範囲で最適化し、「給与天引き」と同じ感覚で自動で買い付けが行われるように設定する。この「思考を挟まない仕組み」こそが、暴落やインフレに動じない強い資産を作る唯一の道です。
変化の激しい時代を仕組みで乗りこなし、家計をさらに加速させる全ステップはこちらです
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ポイント投資と自動連携の「合わせ技」
投資の資金を捻出するのが苦しい時は、ポイ活と新NISAを連携させる仕組みが効果を発揮します。主要な経済圏に支払いを集約し、そこで得たポイントをそのまま自動で投資信託の買い付けに回す設定にするのです。
これなら、自分の持ち出しを増やさずに資産の種をまき続けることができます。家計の「出口」を整えることが、結果として投資効率を最大化させることに繋がります。
自分に最適な「メインの支払い出口」を見極めて、自動でポイントを資産に変えたい方はこちらの記事も参考にしてください
ポイントを「おまけ」で終わらせない。主要経済圏を比較して自分に最適な「メイン出口」を決める方法
出口から逆算する「守りの仕組み」

投資は「増やすこと」に目が行きがちですが、本当に大切なのは「暴落時にパニックにならない仕組み」を作っておくことです。そのためには、投資に回すお金とは別に、すぐに使える「予備費」を確保しておくことが不可欠です。
守りが固まっているからこそ、攻めの投資を継続できる。このバランスを整えることが、インフレ時代をらくして得する最大のコツです。
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インフレ時代の「予備費」の持ち方。急な出費に慌てない家計の回復力(レジリエンス)強化術
まとめ:10年後の豊かさは「今の設定」で決まる
新NISAは、単なる投資制度ではなく、あなたの未来を支える「資産形成の自動化システム」です。
インフレを怖がるのではなく、その波を利用して資産を育てる側に回る。まずは今の積立設定を開き、あと数千円、あるいはポイント分だけでも上乗せできないか考えてみてください。その小さな設定変更が、10年後のあなたに大きな自由を届けてくれますよ。

